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2025.08.20
総務トレンド情報
「雇用保険の基本手当日額、8月1日から変更」 – 知っておくべきポイント
1. はじめに
2024年8月1日から、雇用保険の基本手当日額が変更されました。これにより、失業手当の支給額が増えることになり、従業員の生活支援が強化されます。企業としても、これを理解し、従業員に適切な対応をすることが重要です。
2. 変更点の概要
- 変更内容:基本手当の日額が、5~15%程度増額され、さらに年齢や賃金によって支給額が異なります。
- 対象:失業給付を受ける全ての従業員。
- 具体的な増額:年齢別に増額率が異なります。45歳以上の従業員には手当が増額されやすい傾向があります。
例)月収30万円の場合(45歳以上)
・ 従来の基本手当日額は約9,500円。
・ 新制度では約11,000円(約15.79%増)。
・ 90日間受け取ると、135,000円増額。
3. 経営者が知っておくべきポイント
- 影響:従業員の手当が増えることで、企業の負担やコストに直接影響することはありませんが、従業員の退職後の支援内容が変わるため、雇用保険の取り扱いに注意が必要です。
- 助成金との関係:失業給付の増額が、再就職手当や職業訓練手当にも影響を与える場合があります。
4. 経営者としての対応
- 従業員への説明:従業員が失業手当の日額変更に気づかない場合があるため、事前に通知しておくことが望ましい。
- 影響の把握:退職後に給付を受ける従業員の手当増額が企業の再雇用活動にどう影響するかを理解しておくことが重要です。
5. まとめ 雇用保険の基本手当日額の変更は、従業員にとっては大きなメリットですが、企業側の負担には直接影響しません。従業員への適切な説明と、変更点を理解しておくことが大切です。

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